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相続探偵

【ドラマ】相続探偵 第4話「京都 老舗和菓子屋の変―前編―」の感想※ラプラスの魔、百万遍紘一が予見した未来とは

【ドラマ】相続探偵 第4話「京都 老舗和菓子屋の変―前編―」の感想

ドラマ 相続探偵 第4話「京都 老舗和菓子屋の変―前編―」の感想です

歴史あるも閉鎖的であり、ながらく都であったことから、けったいな街ともいえる京都。
その京都の伝統と由緒ある和菓子屋でおこる相続(争族)あらそいが今回のお話です。

漫画で読んだときから、2時間ドラマっぽい話だなと思っていて、絶対、山村紅葉が出るやつ!と思っていたら、しっかり出てきてなんかうれしかったお話。

分かりやすい遺言書騒動かと思いきや、一ひねりして跡目争いに!

令子の過去の秘密が分かるのと漫画には出てこないラプラスの魔と言う言葉が見どころです。

相続探偵 第4話「京都 老舗和菓子屋の変―前編―」のあらすじ

灰江事務所のメンバー全員で、仕事の流儀-プロフェッショナル-のテレビを見ています。

紹介されているのは、100年以上の歴史を誇る京都の菓子匠『鳳凰』。決して笑わらないことで有名な大将・百万遍紘一が切り盛りし、息子で弟子の野心も若き天才とうたわれる逸材。

京都にいたこともある令子、朝永も知ってる有名店も、「野心さんは妾の子らしいですよ」と令子。

しかし、百万遍紘一はくも膜下出血で帰らぬ人となります。

そんな中、鳳凰の従業員の宮越多津子が事務所に現れます。

彼女は、野心の実の母、正妻のに子どもが出来なかったことから、以前に許婚だった縁から、紘一の子を産むことに。

しかし、子どもが出来たとたんに雅にも正臣という子が生まれて、ややこしいことに。

邪魔者にされながらも、地道に職人としてがんばってきた野心。対して、正臣は、遊んでばかりでアホぼんとの噂も。

ただ、遺言書の内容が、「すべての財産を正妻・雅と嫡男・正臣に各2分の1の割合で相続させる」とのこと。

多津子が聞いていたのは、「『鳳凰』という『ブランド』を正臣に、『作業場』と『売り場』を野心に」とのこと。

京都の和菓子屋の相続の依頼、とてもけったいな京都らしいお話です。

相続探偵 第4話「京都 老舗和菓子屋の変―前編―」のキャスト

百万遍紘一(65)/大河内 浩

黄綬褒章を受賞する人間国宝級の職人で菓子匠 鳳凰の大将。めったに笑わないけったいな人。

百万遍正臣(28)/小関裕太

紘一の嫡男。百万遍グループの社長。金と暖簾を相続する。
「テニスの王子様 2ndシーズン」でブレイク、主役校の青学の菊丸英二役を演じる。

宮越野心(29)/白洲迅

紘一の妾の子。紘一の一番弟子で腕は、引けをとらない。菓子作りの現場を相続する。
おなじく「テニスの王子様 2ndシーズン」でブレイク、ライバル校・氷帝の鳳長太郎役を演じる

宮越多津子(60)/床嶋 佳子

野心の母で鳳凰の従業員。
サスペンスドラマでおなじみ。

百万遍雅(60)/山村紅葉

紘一の正妻で正臣の母。
2時間サスペンスの女王。

一条寺与平(50)/池田鉄洋

鳳凰の番頭。

相続探偵 第4話「京都 老舗和菓子屋の変―前編―」の感想

山村紅葉の真骨頂。ドタバタ京都コメディからスタート

序盤は、遺言書が正しいのかどうかを確かめる話。

折り合いが悪かったはずの番頭と雅がなぜか結託する感じから、推測できる感じ。

番頭と雅は、乗り込んできた灰江らを、伝説の逆さ箒で追い返したり、京都ネタで盛り上げる。

山村紅葉と床嶋佳子の二人が出れば、そこは2時間サスペンス。

最初は、京都風刺コメディです。

令子の過去が明らかに!死人に口なしの言葉に灰江が奮起

京都の医科歯科大中退中の令子、京都の調査ということで、母校に向かうい、復学の話をするも難しい事情。

そこで、令子が灰江と出会い、助手となった過去が明らかになる

医療過誤という濡れ衣を着させられた令子の父。

「死人に口なし」の状況に追いやられた令子を見て、弁護士だったころの灰江が奮起する。

漫画では、これくらいの情報のみだったけど、ドラマでは、その裏に、地鶏健吾や週刊誌の感じから羽毛田香が関与してそうな雰囲気。

過去の灰江、令子の事件もつながっていたってことかも。

正臣vs野心※紘一が二人に残したかった遺言書の意図は

雅が相続人欠格となり、遺留分の請求もできなくなったことで、紘一の本来の遺言書どおりに相続されることに。

相続探偵を名乗るドラマだけに、法律的にちゃんとしてるところ。

アホぼんと職人の二人のバトルも思わぬスタート。

お金とのれんを受け取った正臣が上々の出だしで、腕があるはずの野心がうまくいかない。

最後に、亡くなった紘一の京都大学で心理学を専攻していたという意外な経歴があきらかになる。

ラプラスの魔

最後に灰江が言った言葉が「まるでラプラスの魔だな」です。

漫画では出てこない言葉。

ラプラスの魔とは、フランスの数学者、ピエール=シモン・ラプラスによって提唱された。ある時点において作用している全ての力学的・物理的な状態を完全に把握・解析する能力を持つがゆえに、未来を含む宇宙の全運動までも確定的に知りえる」という超人間的知性のこと wikipediaより引用

たぶん、紘一氏は、現状の雅と正臣、多津子と野心、鳳凰という和菓子屋の現状を考えて、自分が亡くなれば、こういう状況が起きると予見していたのではないかと思います。

わけが分からないみんなを困らせるけったいな遺言書。

名と実を分けると、経営的にはうまくいくはず。

紘一氏は、鳳凰と二人の息子のどんな未来を予見していたのでしょうか?

まとめ※紘一の意図が気になる

第3話 マリーアントワネットの相続が、遺言書は、愛する人たちに出す最後の手紙というハートフルな内容だったのに、今回は、ちょっと京都を揶揄してたようなコメディチックな内容。

でも、遺言書の謎が分かったあとは、異母兄弟の和菓子屋バトルと、前作とは正反対の争族問題になっているのが面白いところです。

ただ、この騒動は、けったいなお人と言われた百万遍紘一氏が予見していたもの。

何を予測して、この遺言書を書いたのかが楽しみです。

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