ドラマ 相続探偵 第3話「マリーアントワネットの相続」の感想です
矢本悠馬さん演じる朝永が恋に落ちて、空回りするくらいに頑張る回!
マリーアントワネットに相続するという、一見、訳が分からないお話。
けど、最後まで見ると、遺言は財産を譲るだけじゃないことが分かります。
「遺言書って愛する人たちに出す最後の手紙」って言葉が心に沁みます。
相続探偵 第3話「マリーアントワネットの相続」のあらすじ
朝永が恋に落ちます。
恋に落ちた相手は、ルイ16世という保護猫カフェの女性店長ソフィーさん。朝永は、朝イチからこのカフェに通いつめ、プロポーズをしようとたくらんでいます。
そんな中、灰江はコーヒー仲間の香車じいさんから、希少なコーヒー豆のブラックアイボリーが手に入ったと電話を受けます。
朝永も一緒にということで、2人で香車の将棋道具店に行きます。
ただ、香車は、灰江たちを呼んだことをあまり覚えていません。かなりボケてきたなと思いながらも、コーヒーを楽しみ、将棋を指そうと一局始めたところにやってきたのは、ソフィーさん。
なんでも、香車の飼っている猫のまり坊は、縁があり、ソフィーさんから譲りうけたものとのこと。
ただ、その3日後、香車の訃報がとどきます。
通夜の席に同席した灰江ら3人、そこで、香車のひとり息子でIT会社を起業し成功している金斗と顔を合わせます。香車とは長年疎遠だったそうだが、母もおらずひとり息子なので、相続人は金斗だけ。
ただ、香車が遺した遺言書に驚きの内容が・・・
「敷地、建物、預貯金など、すべての財産をマリーアントワネット様に遺贈します」
香車は、ボケて変なことを書いたのか?真意はいかに・・・
相続探偵 第3話「マリーアントワネットの相続」のキャスト
加藤香車(70)/でんでん
将棋道具店店主。心筋梗塞でなくなるが、変な遺言書を遺す。
加藤金斗(45)/和田聰宏
香車の一人息子。IT企業の社長。
ソフィー(25)/トラウデン直美
保護猫カフェの店長。朝永が恋をする
斎藤トモ子(70)/平野文
お隣さん。加藤親子のことをよく知る。ちなみに平野さんは、うる星やつらのラムちゃんの声優としておなじみ.
福士遥/落合モトキ
1話にも登場した灰江のライバル?。金斗の会社の顧問弁護士。令子がバイトする事務のVIP会員。
まり坊
香車が飼う猫
相続探偵 第3話「マリーアントワネットの相続」の感想
恋する朝永が大活躍!
灰江より行動が目立っていたのが朝永です。
声が小さいでおなじみの朝永ですが、ソフィーさんのために、大声を張ります。
そして、彼女に良く思ってもらうために、知識などを総動員して、頑張ります。
もともと、エリートでできる人!
灰江をしのぐ頑張りで、解決していくのですが・・・
最後に、朝永が流す涙が面白くも美しいです!
福士弁護士どうなる?
福士弁護士は、ジムで令子に指導をうけたことで、令子ちゃんびいきになります。
漫画でもあったシーンで、これが縁で、灰江たちを助けてくれる存在になります。
ただ、ドラマでは、1話の最後に意味深なシーンがありました。
ドラマではどうなるのでしょうか?
「遺言書って愛する人たちに出す最後の手紙」という灰江の言葉が沁みる
マリーアントワネットに相続するという奇天烈な遺言書が巻き起こすお話。
マリーアントワネットとは誰という謎解きになり、香車が飼っている猫のまり坊では?という展開になるのですが、それだけで終わらないのが面白いところです。
漫画原作を読みましたが、ドラマの方が良く感じました。
それは、灰江の「遺言書って愛する人たちに出す最後の手紙」という言葉の意味が良く分かったからです。
香車の一人息子の金斗は、父と疎遠で、嫌われていると思っていました。遺言書を見て、俺に財産も渡す気もないのかとも・・・。
でも、真意を探り、父の気持ちがすごく分かるのです。
匿名で金斗の会社の株を買っていたり、新聞記事をスクラップしていたり、影で応援してくれていたことを知ります。
そして、父が愛した女性のことも知ります。
金斗は、成功しているIT経営者なので、財産は必要ありません。
遺す必要がないとも言えます。
ただ、灰江は、香車に遺言を書かせました。
「遺言書って愛する人たちに出す最後の手紙」だからです。
香車は、遺言書でラブレターを書きました。
息子にも彼女を通じて分かってもらいたかったんだと思います。
とてもぐっとくる内容でした。
まとめ※漫画以上にドラマが良かった
漫画でも面白かったお話ですが、ドラマがすごく心に沁みました。
理由は、遺言書が財産を残すだけでなく、故人の遺志も遺すものと分かったからです。
漫画で読んだときは、謎解きの部分の良さしか分かりませんでした。
ただ、その後、父を亡くしました。
わたしの父は、遺言書を残しませんでした。
ただ、死ぬ何日か前に一言もらいました。
何気ない言葉ですが、もう一度思い出しました。
このドラマでも、灰江は父をなくしています。
だからこそ、伝えたかったことなんだと思います。
「遺言書って愛する人たちに出す最後の手紙」は、名言だと思います。
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