テレビアニメ化も決まったのがテンカイチ 日本最強武芸者決定戦です。
ざっくり言うと、終末のワルキューレフォーマットで、戦国時代に生きた日本最強の武士を決めるという戦い!
設定だけの漫画?と思いきや、とにかく戦いが熱い!
戦国好きには、おなじみの剣豪・強者たちが、最強を決めるため戦います!
テンカイチ1巻のあらすじと感想を書きます。
テンカイチ 日本最強武芸者決定戦 1巻の基本情報
漫画名 | テンカイチ 日本最強武芸者決定戦 1巻 |
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発売日 | 2021/06/17 |
原作 | 中丸洋介 |
作画 | あずま京太郎 |
出版社 | 講談社 |
掲載誌 | ヤングマガジンサード |
漫画アプリ | コミックDAYS、マガポケ |
テンカイチ 日本最強武芸者決定戦 1巻のあらすじ
日ノ本(ひのもと)最強の武芸者(もののふ)は誰か!?
西暦1600年、織田信長が天下統一してから10年。
※史実とは違い、本能寺の変がなかった歴史が舞台です。
死期を悟った魔王「織田信長」は、死ぬ前に、最強の武芸者の闘争が見たいと
「跡継ぎを天下一の武芸者を連れてきたものにやる!」と宣言します。
これを受け、徳川家康は、本多忠勝にそのことを伝えます。
大名になるも退屈な毎日を過ごしていた忠勝は、これを快諾。
1600年7月9日大坂城にて、最強16名による代理国獲合戦「テンカイチ」が開催となりました。
そして、一戦目、本多忠勝は、無名の男「宮本武蔵」と戦うことになります。
テンカイチ 日本最強武芸者決定戦 1巻の感想
テンカイチは、戦国好きならワクワクする設定です。
織田信長が天下統一したという設定もそうですが、戦国最強の本多忠勝が、いきなり宮本武蔵と戦います。
登場するキャラたちが名だたる剣豪たち!
史実では、戦っていない相手や勝負付けが済んでいるはずの相手もいます。
テンカイチのトーナメント表※登場人物
テンカイチの登場人物は豪華です!
トーナメント表は、こんな感じです。
┌本多忠勝(本多流戦場槍術)・・・徳川家康
└宮本武蔵(当理辨助流)・・・長宗我部元親
┌風魔小太郎(風魔党忍術)・・・北条氏政
└冨田勢源(中条流)・・・近衛前久
┌ウィリアム・アダムス(ダークダンス)・・・毛利輝元
└柳生宗矩(柳生新陰流)・・・織田信忠
┌上泉伊勢守(新陰流)・・・柴田勝家
└日野長光(相撲術)・・・羽柴秀吉
┌佐々木小次郎(巌流)・・・明智光秀
└服部半蔵(鬼槍流)・・・滝川一益
┌東郷重位(示現流)・・・島津義久
└弥助(ングニ棒術)・・・織田信雄
┌宝蔵院胤舜(宝蔵院流槍術)・・・前田利家
└林崎甚助(神夢想林崎流)・・・伊達政宗
┌伊藤一刀斎(一刀術)・・・丹羽長秀
└小笠原長治(真新陰流)・・・上杉景勝
戦国好きならおなじみのキャラがいっぱい。
登場キャラと所属する大名も絶妙です。
当然、明智光秀もいます!
テンカイチの世界では、本能寺の変はなかったということでしょうか?
無名の宮本武蔵
1巻を読んだ雰囲気では、主役となりそうなのが宮本武蔵です。
史実では、1600年関ヶ原の時代は、武蔵は無名。
バカボンドでもそんな始まりだったような・・・
この漫画でも無名の存在として登場します。
宮本武蔵の人となりを紹介しつつ、おなじみのあの構えを見せるところがポイントです。
流派の当理辨助流ですが、当理流は、父、宮本無二斎の流派の名前、弁之助は幼名です。
自己流ってことでしょうか?
忠勝に木刀で挑みます。
金剛仁王 本多忠勝
宮本武蔵がメインっぽいですが、本多忠勝が弱いというわけでなく、最強感があります。
忠勝の武器は、二丈一寸(約6m超)の大きな槍、蜻蛉切(とんぼきり)。
片手で楽々と回し、忠勝の間合いは、侵入即死の絶対領域「ヴァジュラ(金剛杵禁域)」と呼ばれています。
57回の戦いで、無傷の忠勝。
本多忠勝も主人公感がある感じで書かれています。
宮本武蔵と本多忠勝の結末はどうなるのでしょうか?
1600年7月9日という謎の日に行われるテンカイチ
信長が生き残り、天下統一した時代に行われるのがテンカイチです。
史実と違うところが面白いですが、行われる日にちも注目です。
1600年7月9日は、謎です。
関ヶ原の戦いが行われたのは、慶長5年9月15日で、日がずれます。
7月9日ではないのですが、9月7日であれば、1年前の慶長4年(1599年)に事件が起きています。
それは、家康に対する暗殺計画の発覚です。
加賀藩前田利家の嫡男の前田利長を首謀者に、浅野長政、大野治長、土方雄久らが、秀頼への重陽の節句の挨拶で、大阪城に入城中の家康を襲撃し暗殺する計画を立てていたというものです。
これを皮切りに、家康は、大阪城に常駐し、権力を強めます。
徳川家康の天下統一の足掛かりとなった日付が9月7日です。
ちなみに1600年7月には、家康の会津征伐が起きています。
力をつけた家康のことを良く思わない、会津の上杉景勝と家老の直江兼続を、天皇の許可を取って、征伐を行いました。
1600年9月7日というなんともいえない日に開催されるのテンカイチ。
ストーリーに日付も関わってきそうな気がします。
まとめ
信長が生きているというトンデモ設定で、ツッコミどころも多いですが、この設定を考えてくれたことに、作者にありがとうと言いたい漫画です。
たくさんの武芸者、後援者の名前など、色々な展開も考えられそうで、歴史が好きなので、ワクワクします。
ただ、作者には、丁寧に、この作品を続けてもらいたいところです。
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※31ぺージ分読めます。
