ケンガンアシュラ、ケンガンオメガ、一勝千金などの格闘漫画でおなじみのサンドロビッチ・ヤバ子先生の新しい漫画がブルーウルススです。
格闘漫画ばかりだったど、ヤンキー漫画も好きだから、21世紀のヤンキー漫画業界を盛り上げていきたい!と書いたこの漫画。
ただ、ほかの作品と同じように、プロレス愛と格闘漫画愛が溢れまくっています。
最強不良女子たちの巣窟の私立獄門女子高等学校が舞台。
主人公の天木星奈が、とにかくデカくてヤバい!
ただのヤンキー漫画でなく、SNSをつかったり、一緒につるむ友達の思惑、母にまつわるミステリーなども魅力的。
単行本1巻が出たばかりなので、ブルーウルススの1巻のあらすじと感想をメインに紹介します。
ストーリーのネタバレはありますが、バトルがメインなので、大丈夫なはず!
ぜひ楽しんで読んでください。
ブルーウルススの基本情報
漫画名 | ブルーウルスス 1巻 |
---|---|
発売日 | 2025/10/10 |
原作 | サンドロビッチ・ヤバ子 |
作画 | 土井那羽 |
出版社 | 小学館 |
掲載誌 | マンガワン |
公式X | https://x.com/BLUE_URSUS |
※1巻は、9話とおまけが収録されています。
ブルーウルススのあらすじ
なんの変哲もない地方都市に存在する高校「獄門女子高等学校」。
通称「ゴクジョ」。
「不良少女最終処分場」とも言われるどうしようもない不良ばかりが集まるこの場所に天木星奈が転校してきます。
友達の雪村まやと会い、彼女は、言います。
「よっしゃ早速始めようぜ」
180cmを超える身長、厚みも規格外、巨大な彼女。
ヤンキー漫画よろしく高校統一のため、まずは地固めとして、1年(どうがくねん)を狙います。
1年7組に入り、別名「悪の巣窟」野鼠中で名を挙げた白川メイリ、篠塚悠貴の二人と対峙。
「仲間を探しに来た」とまやは言いますが、当たり前のように、校舎裏に行き、喧嘩が始まります。
正統派の不良漫画というスタートですが、単純に高校を占めるだけではありません。
有名プロレスラーだった母を持つ星奈。
彼女の目的は、母を殺した犯人を探すこと。
そのため、覆面をかぶり、SNSを駆使することになります。
ブルーウルススの登場人物
天木星奈
181cm・82kg・1年
主人公。
女子とは思えないデカさと体の厚さ。
母親と海外を転々とし、帰ってきたのは中3の3学期。
勉強はまったくできないけど、ケンカは最強。
本当の母親を殺した犯人を探すために、ブルーウルススになる。
キレると狂暴になりヤバい
雪村まや
158cm・53kg・1年
星奈のツレでいつも一緒に行動。
中3の3学期に知りあい、共闘することに。
本人は、カブトムシにも負けるほど激ヨワらしい、THE 非戦闘員。
SNS担当で、とても賢い。
まや自身も何かの計画があり、星奈とつるんでいる
白川メイリ
170cm・60kg・1年
野鼠中出身の不良。
でも、人の道に外れたことはしない良い方の不良。
最初の天木の対戦相手で、ぼこぼこにされる
篠塚悠貴
172cm・62kg・1年
白川と同じ野鼠中出身。
一緒につるんで数々の武勇伝をあげてきた。
白川はやられたけれど、天木、雪村と行動を共にしている
天木ふみ奈
167cm・60kg・2年
星奈のお姉さんで、現役グラビアアイドル。
芸能活動のしやすさで獄門女子に入学した。
こう見えて、「ステゴロ最強」「天狐中の怪物」「男女問わず食い散らかす性獣?」と言われた名うての不良。
中学時代は星奈も勝てなかったほど。
タワマンに住む。
宮花はる
169cm・62kg・2年
獄門女子の2年最大派閥の宮花派をしきる。
天狐中出身でふみ奈と仲が良い。
実家が貧しくバイトを掛け持ちしている。
黒嶋梅
177cm・75kg・3年
黒嶋一派を率いる通称「黒鬼」。
星奈を2階から1階に蹴り落とすほどのパワーの持ち主。
喧嘩が強く、平気で〇れるほど性格もヤバい。
入間杏珠
黒嶋派閥の参謀
マッドガール琴
女子高生プロレスラー。
ブルーウルススの謎をさぐるために獄門女子に転校する。
百瀬瑠衣
獄門女子3年3大派閥の一つ百瀬グループを率いる武闘派。
椿木まつり
獄門女子3年3大派閥の一つ椿木グループを率いる。
個の力は3年最強らしい。
ブルータル松本
天木姉妹の母親。
有名な女子プロレスラー。
最悪同盟の一人。
ダークネス天木
真日本女子プロレスで活躍した伝説的ヒールレスラー。
最悪同盟の一人。
天木姉妹の本当の母親。
ノーマーシー宍戸
ヴィーナスジャパン女子プロレス社長。
ブルーウルススの動画をみつけ、探りを入れる。
ブルーウルススの感想
巨大な女、天木星奈。プロレス技を駆使する主人公の圧倒的な存在感がスゴイ
ブルーウルススの一番の見どころは、主人公天木星奈の圧倒的な存在感です。
女子高生でありながら181cm、82kgの巨体。
背が高いだけでなく、肉の厚みが桁違い。
高校1年生なので、まだまだデカくなりそうです。
そんな彼女、ただ殴る蹴るだけで勝てそうですが、プロレス技を駆使します。
空手チョップに、かち上げエルボーに、アックスボンバー!
プロレス愛に満ち溢れ、相手の攻撃を全部、受けきって、戦います。
ケンガンシリーズの関林のような戦い方が気持ちよいです!
ナイフなどの武器を持つ相手にもまったくひるみませんが、キレると異常な狂暴性があり。
まやだけが知る過去の何かがあったよう・・・。
母に連れられて海外を転々として、勉強はまったくできそうにないですが、とにかくデカくて強い!
とても魅力的なキャラクターです。
頭脳担当・雪村まや、姉でグラビアアイドル・天木ふみ奈など、わき役のキャラも良い
ヤバ子先生の原作だけあって、星奈以外の登場人物のキャラも良いです。
星奈の友達の雪村まやは、非戦闘員なので、喧嘩には参加しません。
ただ、バトルは必ず動画に収めて、SNSを駆使したり、獄門女子高校の勢力図を把握したり、かなりデキる子です。
星奈の姉のふみ奈は、現役グラビアアイドル。
星奈の横にいると、華奢に見えますが、グラビアやってるだけあって、ナイスバディ。
それでいて、星奈が勝てないくらいにめっちゃ強く魅力的です。
ほかにも最初に出てくる野鼠中の篠塚は、一緒につるんでとても良いやつだったり。
実際にいたら近づいたらいけない女子たちですが、漫画で見るには最高のキャラクターたちです。
ミステリアスなストーリー。母を殺したのは誰?まやの思惑は?
ヤンキー女子漫画で、喧嘩がメインですが、星奈の母を殺した犯人を探したりと、ストーリに厚みもあります。
天木姉妹の母はブルータル松本ですが、本当の母はダークネス天木。
単行本の巻末のおまけで、母が殺されるシーンが出てきて、どうやらリング上で殺された様子です。
天木姉妹は、お互いに、犯人を探すために、ふみ奈は芸能界に入り、星奈は、まやと組んでSNSで活動します。
星奈のSNSはうまくいってないですが、その先の展開が楽しみです。
気になるのが、まやの思惑。
星奈に全面的に協力はしていますが、何か計画があって協力をしています。
まやの話しぶりからすると、だましている面もありそう。
単なる喧嘩だけじゃないのが面白いです。
ブルーウルススのエピソードゼロ「闘魂姉妹」
マンガワン10周年の企画…豪華読み切りとして、原作サンドロビッチ・ヤバ子(@yabakostardust )先生✖️作画土井那羽(@_Do_it_now_0 )先生のタッグで描く、女子プロレス作品『闘魂姉妹』が公開されました!
良ければぜひご一読ください!!#闘魂姉妹 #マンガワン pic.twitter.com/cijwtjK7Pt
— コバヤシショウ (@sho_MangaOne) December 8, 2024
ブルーウルススですが、エピソードゼロとも言える読み切り作品があります。
それは、2024/12/9にマンガワンで公開された「闘魂姉妹」です。
新興女子プロレス団体アテナを舞台にした物語。
ブルータル松本がが立ち上げた団体ですが、ここに女子格闘家が道場やぶりに来ます。
対応するのは、看板女子レスラーの天木ふみ奈。
でも、道場破りの相手をするのは、この団体の門番、天木星奈。
女子格闘家も180cmとデカいのですが、それを超える巨体の持ち主。
そして、バトルが始まります。
プロレスラーになっているので、時系列的には、ブルーウルススの未来の話でしょうか?
気になる人は、マンガワンで読んでください。
ブルーウルススの裏表紙
サンドロビッチ・ヤバ子先生の漫画ではおなじみの裏表紙の絵。
1巻の裏表紙は、青春雑誌風の天木星奈と雪村まやと、黒嶋派閥の夏目らむと鳥住唯のそれぞれの2ショットです。
まとめ:女子高生が主人公なので、一勝千金につながる?
サンドロビッチ・ヤバ子先生の新作のブルーウルスス、1巻から面白いです。
プロレスラブで、戦うシーンやセリフに、プロレスが好きならクスッとなるところが多くて、良いです。
気になるのは、ケンガンシリーズなど、サンドロビッチヤバ子ユニバースのほかの漫画とつながるかどうか。
特に、女子高生が主人公なので、女子格闘技がメインの一勝千金とは、親和性が高そう。
星奈のキャラだと、いつでも、一勝千金のリングに立てそうです。
特に、凶悪狂人姉妹の姉、瀬名りこと良い勝負ができそう。
戦わないかな?
