ベルセルクでおなじみの三浦健太郎先生の作品がギガントマキアです。
ギガントマキアとは巨人戦争のこと。
ギリシャ神話における巨人族対オリンポスの神々の戦いのことで、いろんな漫画やゲームのフォーマットにされています。
個人的にはまった「斬撃のレギンレイブ」もこの戦いがフォーマットでした。
三浦健太郎先生亡き後なので、続きはありませんが、とても秀逸な作品です。
ギガントマキアの基本情報
漫画名 | ギガントマキア |
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単行本 | 1巻のみ |
発売日 | 2014/07/29 |
著者 | 三浦健太郎 |
出版社 | 白泉社 |
ギガントマキアのあらすじと感想
ギガントマキア(巨人戦争)なのですが、序盤は、巨人が登場しません。
最初は、主人公である泥労守(デロス)とスカラベ(甲虫)と人間の亜人の戦士雄軍(オグン)との戦いです。
主人公のデロスは、普通の人間。
対してオグンは、身体を甲虫の強い殻で覆われた戦士。
どう考えてもデロスは不利ですが、オグンの攻撃をすべて受け切り、最後は、脳天直下型のバックドロップで仕留めます。
ヒロインの風炉目(ブロメ)から、その危険な戦い方をとがめられます。
命がいくつあっても足りません。
でも、デロスは、すべての攻撃を受け切り、闘いきること、そのことで、観客も味方につけられるそれがレスラーだという話をします。
ケンガンアシュラの関林にも通じるプロレスラーの生き様です。
で、この戦いの後、本当の敵とも言える巨人が現れ、ちょっとびっくりな感じで巨人同志の戦いになります。
最初が格闘マンガの始まりですが、その後のおっとびっくり戦隊ヒーローか?的な展開から、いい感じのファンタジー感が始まります。
個人的には、暗すぎて、救いようのないベルセルクよりも、コミカルなこの漫画の方が好きですね。
まとめ:ベルセルクだけでなくこの漫画の続きも見たかった
2014年に発売されたこの漫画。
三浦健太郎先生は2021年5月に亡くなっているので、続きを読むことはできません。
続きを書かなかったのではなく、最初から1巻で完結の漫画でした。
ただ、ヒロインのブロメにもミステリアスなところがあります。
ベルセルクのイメージが強い三浦先生ですが、この漫画も良かった。
遅い話ですが、もう少し、長生きしてほしかったと思います。