次にくるマンガ大賞2021のWEBマンガ部門の5位にノミネートされた裏バイト逃亡禁止の田口翔太郎先生が、マンガワンで書いていたのが、不死身のパイセンです。
裏バイト逃亡禁止も面白いホラー作品ですが、不死身のパイセンもなかなかの出来です。
ギャグマンガ?って思うようなシーンもありますが、世にも奇妙な物語に出てきそうな深いストーリのある作品。
最後に、先輩がなぜ死なないかの理由が分かります。
そして、単行本を読まないと分からない事もいっぱいです。
不死身のパイセンの基本情報
漫画名 | 不死身のパイセン |
---|---|
発売日 | 2018/12/19 |
著者 | 田口翔太郎 |
出版社 | 小学館 |
掲載アプリ | マンガワン |
第1章 目次
マンガワンで掲載しているのは、第1話、第2話、第3話、第4話、第5話、第6話、第7話で、それ以降は、単行本のみ掲載でした。
けど、連載再開で、エピローグ以降も公開されています。
ただ、おまけ前日譚や最後のex3話その後などは、マンガワンでは、ちょい足しを購入しないと読めません。
4コマのところは、一応ギャグ漫画。
その横に、先輩や鬼龍院の名前など、裏設定の話があるので、必見です。
第1話
おまけ前日譚「昨日のパイセン」(4コマ)
第2話
第1話その後「叫び」(4コマ)
第3話
第2話その後「遊ぶ鬼龍院」(4コマ)
第4話
第3話その後「モザイク先輩の助言」(4コマ)
第5話
第4話その後「不死身のパイセン人形」(4コマ)
第6話
第5話その後「そして第6話へ」(4コマ)
第7話
第6話その後「背中」
エピローグ
???
ex1話
ex2話
ex3話
ex3話その後
不死身のパイセン登場人物
不死身のパイセンのメインの登場人物は2人だけです。
先輩
バレー部の先輩。
変なものに連れ去られたり、いろいろするが、死なない。
単行本にだけ名前が公開されています。
鬼龍院
2mの大女。胸はGカップ。
先輩を守るため、変なものと戦ったりもする。
下の名前は、単行本に公開しています。
不死身のパイセンの感想 第1章
マンガワン祭で無料で全部読んだのですが、単行本を探してみると、未収録の話が多かったので、買いました。
ちなみに、電子書籍のみです。
毎回、変なものが出てきて、先輩がやられたのかなと思っても、次の回に普通に登場する。
まさに不死身のパイセンっといったお話です。
ギャグっぽいシーンもあったりしますが、最終的に、理由があります。
1話ずつ感想を書いているので、ネタバレっぽくなってます。
でも、本編を続けて読むことで、怖さ、面白さが分かる漫画なので、ぜひ買って読んでください。
第1話
物語のスタートは台風です。
1週間前に正体不明の台風が町を襲い、その後から、町に良くないものが現れます。
スタートはいつも一緒。
でかくて無表情のでかい後輩の鬼龍院と先輩の会話から始まります。
次に、「あああああああ」という叫び声が聞こえます。
そして、耳をふさぐ二人の後ろにでかい口を開けた不思議なものが現れ、先輩の記憶がなくなります。
そして、不思議なものは先輩を連れ去ります。
「みつけた」「みつけた」と言いながら・・・
おまけ前日譚「昨日のパイセン」
第1話の前の日の話、台風後、大量の猫がにゃあ、にゃあ、言っています。
その中に、アレが・・・
第2話
仮面ライダーのお面をかぶった男の子が「あーそーぼ」と言っています。
部活でクタクタで遊べないから、また今度遊ぼうねと声をかけると、
「やだあぁつ!あそぼおおおっ!!」と言って叫びだします。
第1話その後「叫び」(4コマ)
鬼龍院が、叫んでいる男の子を・・・
第3話
東屋で鬼龍院と先輩がしゃべっています。
東屋の壁を見ると、ラクガキがいっぱい。
そのラクガキがめっちゃ増えてきて・・・
第2話その後「遊ぶ鬼龍院」(4コマ)
鬼龍院が遊んでるって話です。
第4話
道端に箱が落ちています。
その中に不気味な人形が入っています。
先輩は嫌な予感がするから、触るなと言うのですが、可愛いものに目がない鬼龍院は触ります。
「チガウ」
なぜか先輩の手に人形が、すると人形が笑います。
第3話その後「モザイク先輩の助言」(4コマ)
ラクガキが乗り移りモザイクになった先輩が鬼龍院に助言をします。
第5話
子供が道路で倒れています。
体中痛くて動けないの、おぶってという女の子。
鬼龍院はおぶりたくなさそうなので、先輩がおぶります。
どこまでおぶればいいのかと聞くと、電信柱を指さす女の子。
そこには、花が添えられています。
第4話その後「不死身のパイセン人形」(4コマ)
人形になったパイセンの顔が壊れるけど・・・
第6話
二人の人に、女の人が後ろ姿で立っています。
その姿のまま近づていきます。
そして・・・、先輩をつかもうとしたときに、鬼龍院が・・・
第5話その後「そして第6話へ」(4コマ)
空につれていかれそうになる先輩を鬼龍院は足を抑えますが、考え方が間違っていて・・・
第7話
いつもどおり並んで歩く二人。
鬼龍院が、
「ちょっとここでまっててください。」
と先に行きます。
「先輩ダメです。逃げ・・」
鬼龍院が消えて、顔のない先輩が登場します。
そして・・・、ここからクライマックスです。
エピローグ
という夢を見たんだで始まる、二人の会話。
そこに何かが落ちてきます。
???
目を覚ました先輩。
そこに、桐柳がいます。
※ちなみに名前は間違っていません。
彼女は言います。
「全部私が・・・」
ex1話
先輩の鬼龍院の二人は、帰り道に、自販機でジュースを買います。
缶には、目や髪と書いています。
それを飲むと・・・
ex2話
二人で歩いて橋の下をくぐると、また来た道を戻ってしまいます。
くぐる途中で別れたら、どちらかが出口に出れるはずと仮定を立て、別れてみると・・・
ex3話
鬼龍院ではなく、部活の智将の恵と一緒に買える先輩。
地面をはいつくばる謎の女を見かけ、逃げようとします。
どうすれば良いか、恵に聞くと・・・
ex3話その後
恵と先輩と鬼龍院の3人での会話です。
まとめ:マンガワンと単行本では印象が変わる
マンガワン祭で無料で本編を読んだのですが、すべてを単行本で見ると、ストーリーの意味が変わる不思議な作品です。
漫画の設定としては、化け物に先輩が連れ去られたり、ひどい目に合う。
でも、次の回に先輩はいて、ちょっと前の回の名残が残っているという話です。
で、第7話で、その理由が実は・・・ということでした。
でも、エピローグで、変な感じになって・・・、マンガワンではここで終わり。
単行本の続きの???では、鬼龍院の元の人物が出てきますが、やばいことを言うんですよね。
ストーリーとして、読む方の感情をすごく揺さぶられます。
田口先生にしてやられたって、気になりますね。