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ひゃくえむ

【完結漫画】ひゃくえむ。3巻のあらすじと感想※諦めても諦めきれない仁神、そしてアイツ

【完結漫画】ひゃくえむ。3巻のあらすじと感想※諦めても諦めきれない仁神、そしてアイツ

自分のおとろえを感じ、100mから目を背けていたトガシ。

しかし、けなされてもがんばる陸上部を見て、もう一度、走り出します。

アメフト部とのリレー対決することになったトガシ。

最後のピースは、陸上部の部長です。

陸上部の部長は、小学生時代に憧れていた仁神武(にがみ たける)、しかし、彼は自信を失っていました。

ひゃくえむ。3巻は、すべてを諦めた(あきらめた)仁神が、復活する話です。

ひゃくえむ。3巻の基本情報

漫画名 ひゃくえむ。3巻
発売日 2019/8/9
作者 魚豊
出版社 講談社
掲載アプリ マガジンポケット

ひゃくえむ。3巻のあらすじ

ひゃくえむ。の3巻は、仁神のストーリーから始まります。

トガシと同じように陸上の天才だった仁神ですが、中3で大きなケガをして一年を棒に振ります。

高校は、父のススメもあり、スポーツ強豪校ではなく、父の母校の無名校に。

短距離の元日本代表だった父のコーチのもと、復活をかけ練習します。

ただ、ケガをしてから感じていた自分の衰えを克服することができません。

猛練習を続けますが、不安は募ります。

父に不安を打ち明けますが、諦めるなと・・・。

しかし、高1のインターハイ予選では都大会止まり。

仁神は、帰宅部だった柏木の走りの才能を見抜き、自分の競争相手として、陸上部に入れます。

一緒に練習しますが、柏木の成長は予想以上。

都大会の予選で、柏木とともに走ることになりますが、不安に追いやられ、失格となってしまいます。

父にも、そして、柏木にも裏切られた仁神。

陸上部で再起をかけ、がんばろうとしますが、アメフト部の顧問に馬鹿にされ、傷害事件を起こし、ひきこもることになります。

そんな仁神の元に現れたのがトガシです。

仁神の陸上人生がまた始まります。

ひゃくえむ。3巻の感想

全てを諦めた仁神

2巻では、自分に限界を感じ、陸上から逃げるトガシが描かれます。

ただ、陸上の天才だった仁神も同じような陸上人生を送っていました。

父の指導のもとにがんばりますが、父の言葉が呪縛になります。

甘えるな、お前は諦めたいだけだ
一度諦めた人間は何度でも諦める
この世の全てを受け入れても諦念だけは拒絶しろ

帰宅部だった柏木を自分が復活するための道具として陸上部に入れますが、トガシの小宮のように、柏木に追い越されてしまいます。

アメフト部との事件の時に、顧問を殴り、部員も殴り、居合わせた柏木もなぐろうとします。

ただ、逃げる柏木を追いかけようとするものの、追いつけないのが、とても悲しいです。

そして、仁神は諦めます。

諦めない仁神

トガシは陸上部のメンバーをひきつれて、仁神に会いに来ます。

拒絶する仁神ですが、

トガシは、仁神に「10秒くれ」と言います。

二人は、トガシと小宮が戦ったあのトンネルで勝負をします。

たった10秒、たった100mの勝負ですが、仁神は変わります。

トガシが変わったように、仁神も走ることで変わるのです。

勝負には負けますが、遅い自分を諦めることができず、陸上部に復帰します。

体育祭での陸上部vsアメフト部の800m走は熱いです!

アメフト部は8人X100m、陸上部は、第1走の浅草が50m、第2走の貞弘が50m、第3走のトガシが300m、そしてアンカーの仁神が300mを走ります。

浅草さん、貞弘とリードを保ち、トガシにバトンが渡ります。

しかし、トガシの脚に異常な音が・・・、スピードを落とすトガシ。

仁神は、スタートを100m前倒して、バトンを受け取ります。

がんばる仁神ですが、400mを一人で走るには限界がきます。

そして、アメフト部のアンカーは柏木。

最後の100m、スタミナが切れて、執念も切れた仁神。

でも、彼は諦念で走ります。

諦念とは、道理をさとる心。 真理を諦観する心。あきらめの気持ち。

一度は諦めた仁神が、諦めの気持ちすらパワーに変えて、諦めないところが熱いです。

アイツが復活

アメフト部の戦いのあと、陸上部は復活。

痛めた脚も回復、トガシは復活します。

6月のインターハイ南関東大会で勝ち、全国大会に進出します。

そこに、大会記録タイの記録で制した北九州の選手の話題が・・・

その選手は、アイツです。

まとめ:全てが背中を押す

3巻は仁神の巻です。

アメフト部とのリレー対決で、最後の最後に、仁神の全てをかけて、背中を押すシーンがムネアツです。

100mだけ誰よりも速ければ全部解決する

仁神も、こう思っていることでしょう。

最後に、小宮ですね。

小学生のくせに、人生をかけて、走りに挑む、何か怖いアイツ。

アイツはやっぱり出てきますね。

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