ひゃくえむ。の2巻です。
1巻では、小学生時代の話がメイン。
トガシは、小宮と出会い、最初は、走り方を教える相手だったものの、小宮が目覚めてからは、ライバルに。
そして、小宮との対決。
勝負には負けていないものの、トガシは、負けるかもしれないという恐怖を知ることになります。
その後、トガシは中学に進み、すぐに全中を制覇するなど、陸上は順調ですが、伸び悩みを感じます。
対して小宮は、トガシとの競争の後、九州へ引っ越し、消息不明となります。
2巻の始まりは、高校からです。
ひゃくえむ。2巻の基本情報
漫画名 | ひゃくえむ。2巻 |
---|---|
発売日 | 2019/7/8 |
作者 | 魚豊 |
出版社 | 講談社 |
掲載アプリ | マガジンポケット |
ひゃくえむ。2巻のあらすじ
自分の実力が落ちていくことに恐怖を感じるトガシ。
プレッシャーに弱いことを自覚するトガシは、強豪校の陸上部ではなく、公立高校に入学、陸上部にも入らない事にします。
アメフト部2年の寺川から勧誘を受けると、責任を一人で背負うことのない団体競技に魅力を感じます。
学校の購買部の前で、パシリになっている陸上部員の貞弘と会うトガシ。
寺川から、陸上部が崩壊寸前なこと、部長が暴行事件を起こしたことを聞かされます。
そして、アメフト部への体験入部を薦められます。
ある日、一人で練習を続ける陸上女子部員の浅草から、走る姿を見せてほしいと頼まれます。
走ることに恐怖を感じていたトガシですが、このときに久しぶりに全力で走る喜びを知ります。
しかし、トガシを入部させたいアメフト部は、陸上部を廃部させようとします。
虐げられている陸上部。
廃部の通知に、健気にがんばっていた浅草も「私が走ってたの、無意味だったかもね」と落ち込みます。
それを聞いてトガシの何かが変わります。
体験入部を断るためアメフト部に出向くトガシ。
そこで、アメフト部と陸上部の勝負を提案します。
800mをアメフト部8 陸上部4で走ることになったレース。
部員を集めるため、暴行事件を起こし、引きこもっている部長のもとに行くトガシ。
そこにいた部長は、あの人でした。
ひゃくえむ。2巻の感想※トガシの心の動きに注目
2巻の見どころは、トガシの心の動きです。
小学生、中学生と全国1位。
ただ、少しづつ差が縮まり、自分に自信がなくなり、高校では、陸上部に入りません。
アメフト部に勧誘され、「負けたってよくない?」の言葉に心を動かされます。
陸上部の浅草さんに勧誘されるも鬱陶しいと感じます。
ただ、浅草さんの前で久しぶりに全力疾走、浅草さんの「凄い」の言葉に少しづつ走る意欲を取り戻します。
馬鹿にされても、それを糧(かて)に頑張れるという浅草さん。
アメフト部に廃部に追い込まれる陸上部に、トガシが変わります。
付きまとっていた影に言います。
「俺は速いぞ」
負けること、負けて、周りから孤立することにびびっていたトガシ。
でも、周りなんて関係ないと割り切ったトガシはかっこいいです。
走ることに意味がないと言う貞弘に言う
「俺が絶対に勝たせる」
「あんたらの人生変えてやるから黙って付いて来いと言ってんだ!」
は、すごくワガママな言葉ですが、すごくいいです。
自分の人生を切り開いた人間は、かっこいいですね。
まとめ:トガシが本気になる
小学生時代は、何も考えずに好きなことをやれますが、中学、高校になると、先を考えて、やっても意味がないと、勝手にあきらめてしまいがちです。
トガシは、100mが全国一位という、私たちと違う存在ですが、共感できる部分があると思います。
夢とか希望とかでなく、ただやりたいから、どんなことをしてもやる!
非常識かもしれませんが、だからこそトガシはカッコイイです!
DMMブックスなら、無料試し読みができる
ひゃくえむ。の2巻を読むなら、DMMブックスです。
最初の11ページを無料で試し読みできます。
→ひゃくえむ。の2巻をDMMブックスで試し読みする
(2025/05/03 22:46:17時点 Amazon調べ-詳細)
▼【完結漫画】ひゃくえむ。1巻のあらすじと感想※小学生が100mを走るだけ!なのに熱い!
▼【完結漫画】ひゃくえむ。2巻のあらすじと感想※自分に限界を感じたトガシが自信を取り戻す
▼【完結漫画】ひゃくえむ。3巻のあらすじと感想※諦めても諦めきれない仁神、そしてアイツ
